何かと話題のふるさと納税。
農産物や海産物など返礼品の多くは、都道府県・市町村にちなんだものです。
日本で畜産物と言えば、北海道をイメージする方も少なくありません。
そして、今回は数ある返礼品の中でもチーズについて注目していきます。
目次
ふるさと納税の仕組みと北海道の特産品
ふるさと納税は、出身地に関わらず好きな都道府県・市町村を選び寄付金として、一定の額を納付することのできる制度です。
また、消費者にとっては一定の額を納付することで税金の緩和を受けることができたり、お礼として特産の品物を選ぶことができたりします。
ちなみに、個人が好きな自治体を応援することが出来る為、自治体によってはかなり品数を揃えている所もあり、ふるさと納税による財源の格差は自治体の課題となっています。
消費者としては、何処の自治体でも選べるという制度そのものは自由度が高いですが、自治体のふるさと納税額の競争に対してはその制度が拍車をかけている現状があります。
消費者のニーズに応えられるものを用意するという発想はサービスを行う上では大切な要素ですが、市として赤字が発生した場合は住民にその負担が降りかかるということを忘れないでください。
ふるさと納税の仕組みを踏まえた上で、ここでは特に種類の多い北海道チーズについて焦点を当てていきます。
北海道チーズが求められる理由
北海道はそれぞれ太平洋,日本海,オホーツク海に囲まれており、山岳地帯,湿原など美しい景観が溢れています。
気候は亜寒帯性に属しており,冬は内陸部では氷点下10度前後が平均であり,場合によっては温度は更に低くなることも。
また、降雪量は多く、冬は低気温が長く続くことから、積雪期間は比較的、長く河や湖などは凍結しないことの方が少ないほどです。
そして、梅雨や台風の影響はあまり受けないので湿気でジメジメとした空気を感じることはあまり多くはないでしょう。
ご存じの方は多いかもしれませんが、北海道は全国一酪農の盛んな地域であり、気候や開けた大地などの自然環境も酪農が盛んにおこなわれている大きな要因の1つです。
また、北海道は場所により気候にかなり変化があり、市町村によって基幹となっている産業に若干の違いがあります。
その為、北海道という1つの括りの地域ではありますが、生み出される製品には、何かの産業に頼ったものではなく、返礼品を見ても漁業・農業・木加工業・酪農などかなりの種類があります。
どの動物でも同じですが、狭い場所にぎゅうぎゅうに押し込められて管理されるよりも、放牧のような比較的自由で行動範囲の広い場所で育てられた方が、肉質や乳の品質として高くなる傾向があります。
つまり、ストレスフリーな状況を作りやすい環境がある為、北海道産のチーズは美味しいという評価に繋がっていると考えられます。
また、全体的に北海道の乳製品の生産量はある程度は前後していますが、その生産量に見合う一定数は必ず消費されているという現状があります。
農業という全体てきな括りからすると、全体の労働者数が減り続けている現在の農業の状況と関連して従事者が減少する一方で、日本では北海道産の乳製品の需要はなくなることはないと考えられます。
つまり、農業としては労働者数が減り続けているのに北海道産の乳製品には変わらない需要があり、仕事として成り立つ品質を守り続けていることになります。
特に、北海道産のチーズは味が濃厚であることで知られており、チーズ好きでなくとも一度その味を知ってしまえば、別のチーズでは物足りなく感じるほどの味わいを誇ります。
また、大手で販売されているチーズでもその風味を味わうことは出来ますが、北海道産の上現地から直送されたチーズでは新鮮さが異なり、場合によっては熟成させることにより違った味わいを感じられるものまであります。
多面的な特性を備えた上で、通常のチーズとは違った魅力を備えているため、北海道チーズは変わらない人気を保ち続けています。
返礼品として北海道チーズを扱う自治体
太平洋と日本海に面する八雲町
八雲町は北海道の南部に位置する町で、函館と室蘭市の中間に位置している街で、酪農と漁業が盛んであり、その町名は日本最古の和歌から名付けられています。
また、日本海と太平洋に面している為、住む場所により気候と温度が異なるのが特徴であり、特に高数量が夏に多く、冬に少ない太平洋側の気候を利用し古くから酪農が行われてきた歴史があります。
ちなみに、北海道の中でも比較的降雪量も少ない町であり、夏の気温も30℃前後で有る為、移住環境は良好な町と言えます。
また、自然豊かな町と連想して間違いありませんが、交通網は発達しており、道外への旅行、町内での買い物など苦労する場面も少ない立地となっています。
最東端の自然豊かな標津町
標津町は北海道の東端に位置する町で根室半島や世界遺産である知床半島に近い場所にあります。
その名前の由来はアイヌ語の「シベツ」から来ており、その単語の意味は「サケが居るところ」という意味があります。
「シベツ」という単語が示す通り、町が開拓された当初はサケを中心として漁業が行われており、その漁業を基幹として発展を遂げています。
また、町を流れる標津川からもたらされる豊富な栄養素のおかげで酪農も盛んに行われており、牛の飼育数は人口の3倍にも上ります。
豊かな森林と共存する森町
森町は、アイヌ語で「オニウシ」(樹木のある場所)として呼ばれ、北海道渡島総合振興局中部に在ります。
また、砂原町と近年合併統合し、ICも開設され、交通の便もよくなっています。また、農業と漁業が盛んに行われており、観光名所としては駒ヶ岳が有名どころとなっています。
小国神社などの観光名所を擁しており、物静かな雰囲気の中に遥かな1450年の歴史を誇る古代の森は圧巻の一言です。
日本製チーズ発症の地、安平町
安平町は日本製のチーズを初めて開発し、流通させた町です。昭和初めのころまで時代は遡りますが、それまでは輸入したチーズがメインとして国内に流通しており現在のように安価で購入できるものではなかったという事実があります。
その為、安平町が国内で国産のチーズを開発するまではチーズは高級の嗜好品であり、チーズの国内生産をもし安平町が行わなかったら今ほどチーズは流通していなかった可能性があります。
また、現在でも酪農が盛んであり、安平町で生産されるチーズの質は評判が高く、買い求める人が多くいらっしゃいます。
山林が豊富、せたな町
せたな町は、檜山支庁北部に位置し太平洋に面した自然の豊富な街です。パワースポットで有名な三本杉岩などが存在し、町の基幹産業として酪農・漁業が盛んに行われています。
イカやホッケ、メロン、ほうれん草なとが主に生産されています。
オホーツク海を望む、大空町
大空町は自然の豊かな町で回りは山々や湖に囲まれ、オホーツク海と日本を空でつなぐ女満別空港などが存在しています。
また、基幹産業としては、米作りから乳製品、漁業に至るまで自然を相手とした産業が盛んに行われています。
気候は、夏でも涼しいぐらいの気温であり、雨も少なくなっています。
町の面積に対する農地の割合は50%を占めており、主な作物は麦、ジャガイモ、水稲などです。
こうして様々な町を紹介してみても、北海道は基幹産業として酪農や漁業が盛んであり、豊かな自然を保有しその恩恵を受けていることがわかります。
農業や漁業は、産業としては人口が減りつつありますが北海道で生産される製品はこれからもなくてはならないものとして受け継がれていくでしょう。
国内産チーズの発症の地というその勢いは今でも失われていません。
ふるさと納税でオススメのチーズ「大空町 チーズパーティーセット」
自然豊かな東藻琴山で育まれた自然の恵みがギュッと詰まった一品になっています。
チェダーチーズはクセが少なく万人受け間違いなしの一品。
チーズ製品にありがちなクセがないということはその分、チーズが必要とされるもの全てに柔軟に対応することが出来ます。
また、よくおつまみとして好まれるスモークチーズは独自の配合を行っており、味から香りまで全てに拘っています。
北海道のふるさと納税で考慮したいこと
調べてみるとわかりますが、北海道は本当に漁業や酪農による返礼品の多い都道府県であり、選びきれないほど魅力あふれる商品がたくさんあります。
特に、海産物に関するもの、酪農に関する製品は他の都道府県や市町村とは類を見ないほど豊富にあります。
そして、殆どは生産者が自信をもっと作り出している製品であり、初めてふるさと納税を行っても返礼品として遠慮なく申し込めるものも多く、その品質にはみな自信をもっています。
歴史の深さが商品の味を決める訳ではありませんが、北海道の豊かな自然から生み出される製品は購入した人や新たに知った人にも忘れられない体験となるでしょう。
もし、ふるさと納税でチーズが欲しいと思った場合は、北海道産の乳製品のレビューや評判をふまえて選びましょう。